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初めて会うのはいつなのか、ソワソワしっぱなしの私
はじめて電話した2日後には
"来週の水曜日の夜は空いてる?"とメッセージが来て
なにも用事がない……寂しい人なんてことはないけど…
用事がない私は、あいてるよ!と返信を送った
2人の家から丁度真ん中あたりにある駅で待ち合わせをし
そこから、食事に行くという定番のデートに決まった
それでも私はワクワクが止まらない毎日で
着ていこうと決めた洋服を見てニヤニヤしていた
いい匂いって思われたいなぁって服に少しだけ
香水をつけてみたり
少しでも可愛いと思ってもるえるような
メイクを検索して練習してみたり、
まるで、恋する女子高生のような自分に少し笑った
翔太おはよ☺️明日は仕事何時に終わりそう?
Aおはよう☺️17時で上がれると思うよ😊
翔太ok!じゃ予定通り18時半頃に駅で待ってるね
A仕事終わったら連絡するね☺️
翔太了解!頑張ってね!
A翔太さんも頑張ってね!
昔から大好きなスイーツに関わる仕事がしたくて
学生時代の先輩が経営している喫茶店で
私はパティシエとして働いている
こったものは作らず、その日の気分で作りたい物作って!
と友人の涼太くんが言うから
その日の仕入れと材料、あとは本当に作りたいと
浮かんできたものを作る
涼太くんはその日の仕入れで美味し料理をする
だから、メニューにも飲み物に合わせるデザートは
スイーツってしか書いてなく
ショーケースの中から選んでもらう形で提供している
料理もシェフにおまかせ、と言った形
喫茶店ならでは、の定番メニューもあるんだけど
シェフのおまかせばかり注文があるんだ
だからなのか?
それが良いと、リピーターのお客さんも増えて
私も嬉しいし、涼太くんも沢山喜んでくれた
「おはよう、涼太くん」
宮「おはよう、Aちゃん」
「今日の仕入れは終わった?」
宮「終わってるよ、足りないものあったら買ってきて大丈夫だからね」
「はーい」
涼太くんが仕入れてくれたフルーツや野菜などを見て
今日は何を作ろうかなってワクワクしながら考える
10時開店に合わせて作らなくてもいいと
優しい涼太くんは言ってくれるけど
開店と同時に来たお客さんに悲しい思いをさせたくなく
急いで準備にとりかかる
宮「慌てなくて大丈夫だからね」
「うん!」
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作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時