雪見さん家の末っ子は病弱!?8 (ページ26)

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我慢… ページ26

紫side

白「やめてってば！」

佳『うわぁぁぁぁん！』

紫『え？何なに!?』

ある日、佳音のママが急遽仕事になって少しの間佳音を預かることに。

なんの音…？

白「いたい、かのちゃん、いたいよ、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

佳『うわぁぁぁぁん！』

紫『佳音！離しなさい！

佳音、これはしちゃいけないこと。
真都痛いって泣いてたよ。』

佳『うわぁぁぁぁん、かのわるくない〜！』

紫『じゃあ、真都になにかされたの？』

佳『かのが、あれほしかったの。
でもまいちゃ、くれなかった！』

紫『佳音、あれは真都のものなの。
佳音がどれだけ欲しいよって言ってもあげられないの。』

佳『うわぁぁぁぁん、なんで〜』

隣の部屋で遊んでいた2人を見に行くと、ダンスのトロフィーを抱きしめながら佳音に髪の毛を掴まれている真都と自分の思い通りにならなくて大号泣してる佳音。

いつものおもちゃの取り合いなら、2人とも仲良くしなさいで終わるんだけど、今回はそうもいかない。

桃『辰にぃ〜？大丈夫？』

紫『あ、いい所に。
ちょっと佳音見ててほしい。』

なんだか先に真都からお話を聞いた方が良いかもしれないと思って大介に佳音を預けた。

紫『真都、頭痛くない？
一応冷やすやつ持ってきたよ。』

白「ありがと、ｸﾞｽｯ」

紫『佳音が急にトロフィー触っちゃった？』

白「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯ
さわられたくなかった、だからｸﾞｽｯ」

紫『触らないで！って大きい声出しちゃった？』

白「ｺｸｯ､
ごめんなさい、」

紫『なんで謝るの〜
真都悪くないじゃん？』

白「かのちゃん、ないちゃった、ｸﾞｽｯ
たつにぃ、おこった、ｸﾞｽｯ」

紫『怒ったらダメだった？』

白「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯ
かわいそう、ｸﾞｽｯ」

紫『そっか、真都は嫌だったんだね…
でもね、真都。真都が我慢することは無いんだよ？
お兄達は真都のお兄ちゃんなんだから、真都が痛いことされてるのに、知らんぷりできない。

真都大事な人だから。ね？わかってくれた？』

白「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、

いたかったぁ、ｸﾞｽｯ」

紫『痛かったね。』

しばらく頭を撫でていたら、眠りについちゃったから布団出して寝かせた。
さてさて、お次は佳音さんに事情聴取かな〜…苦笑