雪見さん家の末っ子は病弱!?8 (ページ8)

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ひとりで頑張る、ページ8

慎太郎side

ある日の勤務時間…

雨降ってんな〜

受『先生、受付に【ゆきみまいと】くんって子が来てるんですけど、裸足だしびしょ濡れで大号泣してて1人なんです。』

慎『え？まじ!?
分かった。とりあえず今他いないから入れて。
あと、タオルと影山くん呼んでもらっていい？』

まいとってきっと真都だよな…

受『わかりました。』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

白「しんちゃんｸﾞｽｯ」

やっぱり…

慎『真都、お兄ちゃんたちは？』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、ﾋｸｯ」

慎『…なんかあった？』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、うぇぇぇぇぇん、うぇぇぇぇぇぇん」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

影『先生、大丈夫ですか？』

慎『ごめん、一旦真都のこと見ててもらえる？』

影『わかりました。』

なんで1人…？とりあえず電話しなきゃ、
まずは、家に電話をしてみた。

ﾌﾟﾙﾙﾙｯ、ｶﾞﾁｬｯ

紫『はい、雪見です。
ごめん慎太郎、今ちょっと立て込んでて。』

慎『もしかして真都のこと探してる？』

紫『え、なんで…
まさかクリニック居るの？』

慎『裸足だしびしょ濡れでクリニック来た。
大号泣してるし、何も話してくれない。
なんかあった？』

紫『…喧嘩した。
真都が体調が悪いこと隠してて…叱った。』

慎『真都どこが具合悪いの？』

紫『ずっと鼻啜ってたんだけど、耳痛くなったっていうのを誰にも言ってくれなくて…』

慎『そっか、とりあえず迎えに来てよ。
真都大号泣して保険証とかぐちゃぐちゃになっちゃうから笑』