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就寝2時間前までにはスマホの操作をやめようなんて誰が言ったの…
Aにとって、そんなのは無理ゲー。
見てます今夜もJUICY。
康二がこっち歩いてきてからの
♪れっちゅーだぁぅん
好きすぎ。
からの、バランすのダンス。
もう、死ぬまで見てられる…
「はぁ…」
こんなに好きで好きで、大好きで
そんな彼にMステで会える。とは言っても、会うのは仕事としてだけど…
" どうなっちゃうの、わたし… "
すでに緊張が走るような感覚に襲われた。
ふいに瞼の裏に浮かんだ康二の動脈ピース⭐︎
わずかに微笑むとそっと目を閉じた。
ーーーーー
某日__
今日は午前中の早い時間から、衣装協力をしてもらえるアパレルメーカーを、TETSUYAとAはバタバタと忙しなく駆け回っている。
もう既に、かれこれ5軒以上は回ってる。
SnowMan、彼らの要望、曲のイメージに合ったコーディネートの提案をするのがスタイリストの主な仕事。
しかも今回Aは、康二が着用する衣装の担当を任せてもらえた訳だ。絶対に妥協したくない。
ーーーーー
「ありがとうございました」
とある店舗でようやく衣装を借りる手続きを済ませた時には、夕方になっていた。そしてこの仕事、わりと地味な上に肉体労働だったりする。
「結局1日がかりになっちゃいましたね〜もうヘロヘロです」
相変わらず車内で流れてるLOVE TRIGGER。
「けど、Aが納得いくもん決まってよかったやん?」
「はい…もう最高です」
" 絶対に康二くんに似合う"
自分が選んだ衣装で大好きな康二が、大好きなLOVE TRIGGERを歌って踊ってるのを想像したら
「やっぱ死んでもいいかも…」
幸せな感情が込み上げて来た。
*****
LOVE TRIGGERの衣装。
Aさんがあちこち駆け回って決めた!みたいになってますが…違うのにね〜。あのリングがいっぱいついたようなやつ。あの衣装好きです。
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時