La reine des Neiges…[６] (ページ19)

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Aside.

結局あの後、慌てて家を出て演舞場にやって来て最終確認などで動き回ってて気づいたらお昼過ぎ…
やっと落ち着いたから照くんに言われた通り楽屋で少し横になろうとしていた

コンコンッ
『ん？…はーい？』

？「よっ！あれ、寝ようとしてた？」

『あ、健くん。お疲れ様です！大丈夫ですよ？』

三宅「ホント？」

『はい。どうぞ？』

三宅「じゃ、お邪魔〜！」

ソファーに横になりかけてた身体を起こし、健くんを楽屋の中へと招き入れる
去年の歌舞伎で知り合ってからは仲良くしてくださる先輩の1人で、今回の稽古期間中もよく気にかけてくれてた

『どうかしました？』

三宅「別にー。暇だったからいるかなって思って」

『また今年も私を暇つぶしに使う気ですか？(笑)』

三宅「まぁまぁ、いーじゃん(笑)」

去年の舞台中も暇だから相手してってよく楽屋に呼び出されてたなぁ…
それもあって、ここまで仲良くなれた気もするけど(笑)

『また後で打ち合わせあるんで、それまでの間だけですよ？』

三宅「はい、はい！それより昼メシ食った？」

『いえ、まだです。もう少ししてから食べようかと思ってましたけど…』

三宅「なら、一緒に食べよ。マネに持って来させるからさ」

『あ、それなら私が取って来ますよ！』

三宅「いいから、いいから。ちょっと待ってて」

そういうと健くんは廊下に出てマネさんに弁当を頼みに行って、しばらくするとマネさんが弁当とお茶を2つずつ持って来てくれてすぐに楽屋を出て行った