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『でも岩ちゃんとのことは誰も知らないから相談できなくて』
渡「それだったら知ってる俺だけには言えただろ？」
『…そうだね。でも岩ちゃんとのことだか話しづらくて』
渡「まじ気にしすぎ。もう怒ったりとかしねーって」
『ごめん』
渡「ってか、お前は誰にも必要とされてねぇって言ったけど、俺らにはお前が必要だからな？それだけは覚えとけ！」
『…うん』
渡「んー、岩田さんの件はどうしようもねぇから…とりあえずメシ食えないのと寝れねーのどうかしねーとまた倒れるぞ？」
『わかってはいるんだけど…』
渡「お前は今どうしたい？どうやったら俺は、お前を助けてやれる？」
『…自分でもわかんないの。食べなきゃ、寝なきゃって頭では分かってても身体が受け付けなくて』
渡「じゃあ、まずは寝れねーのはなんで？」
『前の時みたいに1人になる夢を見るの。夢を見て目を覚ましたら1人だから余計に怖くなっちゃって寝れないの』
渡「誰かが傍にいれば安心できんの？」
『え？それってどういう…』
渡「だから、夢見た時に誰かが一緒に寝てれば安心して、また寝れんのかって」
『わかんないけど、多分…』
渡「わかった。じゃあ、こーしようぜ。今日試しに俺と一緒に寝てみるか！」
『えっ？それって』
渡「や、ちげーよ？もちろん別々の布団で一緒の部屋で寝るってだけだって！そういうことじゃねーから！」
『あ、なるほど…』
渡「どうする？」
『でも、迷惑じゃない？』
渡「迷惑だったら、こんなこと言わねーよ」
『…わかった。お願いします』
渡「わかった。じゃ、また寝る頃来るから」
『あ、うん』
俺はAの部屋を後にすると、自分の部屋に戻り寝る準備を始めた
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作者名：瑠華 | 作成日時：2024年3月26日 16時
