La reine des Neiges…[６] (ページ27)

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目黒くんが持っていた荷物を置いたのを確認すると、お互いに少しストレッチをしてから動画を流しながら順番に振り入れをしていった

♪〜♫〜

『1、2、3……タンッ、タ、タ…』

目「…5、6…7、8、、か」

『あ、うん…そうそう！』

目「ここがこう？」

『うん、1、2…ターン、タンッ』

目「こうか……うん、大丈夫そう」

目黒くんは飲み込みが早くて、ある程度の形になってきた

『いい感じだね！キリがいいし一旦休憩する？』

目「うん、そうだね」

休憩するために壁際に座ると、目黒くんは鞄から何かを取り出すとこちらに寄ってきて

目「これ、よかったら飲んで？」

『え…でも目黒くんのが…』

目「何本か持って来てるから大丈夫だよ」

『じゃあ、いただきます！ありがとう！』

お言葉に甘えてスポドリを貰い数口飲むと、少しだけ欠伸が出てしまう…

『ふあぁぁ……あっ！ごめん…』

目「大丈夫？やっぱ疲れてるよね…」

『ううん、大丈夫！ごめんね…目黒くんは平気？』

目「俺はまだ大丈夫。Aちゃんは無理しないでね？」

『うん。あと少しだけ手伝わせて？』

目「ありがとう」

『それにしても急に代役なんて言われて大変だよね…1日で覚えないといけないし』

目「それはね…でも今回選ばれなかったとき悔しかったからさ、声かけてもらえたからには何がなんでも頑張んないとなって。やれるだけやりたいんだよね」

『そっか！代役が目黒くんでよかった。じゃなかったら私帰ってたかも(笑)』

目「え？」

『本当はねタッキーには明日からのサポートでいいって言われたんだけど、少しでも力になりたいなってここに呼んでもらったの。でも、やる気なかったりしたらすぐ帰るつもりで千秋さんと来てたんだよね(笑)』

目「そうだったんだね。それでか…」

『うん(笑)さ、そろそろ続き始める？』

目「うん！お願いします！」

そうして立ち上がると、細かいところを確認しながら振り入れを始めた