La reine des Neiges…[６] (ページ28)

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目黒side.

しばらくして振り入れも終わり、気づけば結構な時間が経っていた

『だいたい出来てきたね』

目「ありがとう。あとは俺1人でも大丈夫そうだよ！Aちゃんはそろそろ帰った方がいいんじゃない？明日も朝からなんでしょ？」

『うん。そうなんだけど…もう少しだけ』

目「や、でも、流石に…」

『大丈夫だから！ほら、時間もないしやろ？』

目「じゃあ、Aちゃんは俺がちゃんと踊れてるか確認してくれない？それで終わりにしよ？」

『わかった』

そういうとAちゃんは俺の正面に座って振りを確認していってくれてる

目「どうだった？」

『うん、だいぶいい感じ！ただ2曲目のここと、ここがもう少しで、あとはこの曲が…』

Aちゃんは今のを動画に撮ってくれてて、的確に指示を出していってくれる

目「うん、うん…おっけー。じゃあ、もう1回初めからやってみるね」

『うん。じゃあ、それだけ確認したら目黒くんも終わりにしよ？流石に目黒くんも明日持たなくなるしね』

目「わかった！じゃあ、始めるね？」

『うん』

そうして、また始めから踊っていき…

目「ハァッ、ハァ……どうだった？」

『……』

目「…Aちゃん？」

『……』

声をかけるも返事がなく全く動かない
その様子が気になり、Aちゃんのもとに近づくと…

『…スー、スー……zz』

目「…寝てるのか、そうだよね…」

座った状態で、寝てしまっている彼女

そりゃ朝から働いてて、舞台終わりにこんな遅くの時間まで俺に付き合ってくれたら寝ちゃうよね

目「ありがとう」

本当は起こしてあげた方がいいんだろうけど、せっかく寝てる彼女をすぐに起こすのも可哀想で…
少しだけこのままにしてあげようと俺はAちゃんの隣に座ると、彼女をそっと俺の膝に頭が来るように寝かせ俺の上着をかけてあげる

『…んっ……スー、、スー』

目「…☺️」

安心して眠る彼女の寝顔を見ていたら、いつの間にか俺もそのまま寝てしまった…