La reine des Neiges…[６] (ページ29)

今日:9 hit、昨日:341 hit、合計:39,474 hit

263 ページ29

Aside.

prrrrr prrrrr…

『んっ……ん？あれ？…あたし』

目「…ん゛っ……スー、スー」

『え…』

着信音が聞こえてきて目を覚ますと、目の前に目黒くんの顔があって驚き、急いで起き上がる
どうやら膝枕をされてたみたいで、そのままの態勢で寝ていたみたい

『め、目黒くん！』ユサユサッ

目「ん？……あ、起きた？…ごめん、俺も寝てた」

『えっと…あの、これは…どういう状況？』

目「あぁ…最後踊り終えて声かけたんだけどAちゃん寝ちゃってて…少しだけ寝かせてあげようと思って膝枕してたんだけど、いつの間にか俺も一緒に寝ちゃってたみたい」

『うそ、ごめん…体勢きつかったよね？』

目「んー、でも大丈夫だよ」

『でも……ってか今何時？』

目「何時だろ……げっ。もう朝じゃん」

稽古場にある窓からは朝日が差し込んできていた
時間を確認しようと携帯を見ると…

『嘘！…ヤバい！』

目「どうしたの？大丈夫？」

『みんなからの着信が…』

携帯には、メンバーからの不在着信やLINEの通知がたくさん来ていた

目「ごめん。俺が寝ちゃったから」

『いや、私も悪いから…ちょっと電話するね』

目「あ、うん」

目黒くんに断りを入れて、先ほどかかってきてた番号にリダイヤルした

pr
？〈今、どこ！〉

え、早。まだ押したばっかなんだけど？

？〈Aちゃん？〉

『あ、ごめん。照くん…まだ稽古場で』

岩〈は？今までやってたの？〉

『や、気づいたら寝てて…』

岩〈はあ？？〈照？A、どこだって？〉まだ稽古場だって〉

？〈は？こんな時間まで？〉

岩〈寝てたらしい〉

？〈はあ？大丈夫なのかよ！〉

岩〈や、わかんねーよ〉

？〈ちょ、代わって！〉

岩〈あ、おいっ！〉