La reine des Neiges…[６] (ページ34)

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『ありがとう。じゃあ報告もできたし、そろそろ準備に戻るね？』

滝「あ、待て！」

『なに？まだなんかある？』

滝「お前…昨日ちゃんと寝れたか？」

『え？』

滝「少しクマあるぞ。あんま寝てねんじゃないのか？」

『あー、でも少しは寝たし大丈夫だよ？』

滝「やっぱりな…本番までここで休んどけ！」

『や、大丈夫だよ。まだやることあるし！』

滝「ダメ。お前顔色も悪いぞ？本番中に倒れても困るから今のうちに休んどけ。これは座長命令！」

『わかった…なら、少しだけ仕事してから自分の楽屋で』

滝「はい、ダメでーす」

『あ、離して！』

タッキーから逃げようと後ろを向いた瞬間、考えがバレてたようで捕まってしまう

滝「俺から逃げようなんて100万年はえーよ！」

『ね、本当大丈夫だから。自分の楽屋で寝るからさ』

滝「ぜってぇ休む気ねーだろ？バレてんだから諦めろ」

『ちぇっ…』

そういうとタッキーはあたしを抱えるとソファーに座り膝枕をしてくれる

滝「ほら、寝てろ」

『ん、ありがとう』

タッキーはあたしにブランケットを掛けると、リズム良く背中をトントンしてくれ、あたしはそれにどこか懐かしさを感じ目を瞑ると意識が遠くなっていった