La reine des Neiges…[６] (ページ37)

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滝「起きたか？」

『ん？…うん、おきた……いま、なんじー？』

滝「もう開演3時間前になるぞ」

『え、嘘！ヤバい！……仕事っ！』

時間を聞いて慌てて起き上がるA。そして目の前にいる岩本に気づき

『あれ、照くん？』

岩「よく寝れた？」

『あ、うん…なんで、ここに？』

岩「楽屋に来ないから心配で探してたけど、ここで寝てたならよかった」

『心配かけてごめん』

滝「岩本に聞いたぞ？お前、朝方までやってたんだって？」

『あっ……』

滝「あっ、じゃねーよ！しかも一昨日もあんま寝てないってどういうことだ？」

『なんで、そのこと…』

岩「悪いけど、俺が話した」

『……』

滝「まじで、また無理して倒れたらどーすんだよ」

『ごめんなさい』

滝「俺が気づかなかったら仕事する気だったよな？」

『…だって』

滝「ったく…まぁ今回のことはイレギュラーだったし俺が許可出したから仕方ねーけど。次、寝ずに仕事してたら2度とサポート役させないからな？」

『わかった。気をつける』

滝「分かればいいよ。ほら、そろそろ準備しねーと！」

『あ、うん。寝かせてくれてありがとう！照くん、行こっか？』

岩「あ、うん…失礼します」

滝「おぅ！」

2人が出ていくと、俺も準備に取り掛かった