La reine des Neiges…[６] (ページ43)

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俺の出演は急遽ということもあり、出演箇所はそんなに多くはなかったがなんとかやりきることが出来き無事に幕が降りた

他の出演者たちが舞台を離れて行く中、俺はホッとしてその場に立ち尽くしていると…

？「お疲れ」

目「あ、滝沢くん…お疲れ様でした」ペコッ

滝「お前に頼んでよかった。明日からも頼むな！」

目「…はいっ！ありがとうございます！」ペコッ

滝沢くんにそう言ってもらえ、俺はやっと舞台袖へと向かう
沢山のスタッフさんや出演者たちが行き交う中、俺を見つけ笑顔で駆け寄ってくる彼女…

バタバタッ
『目黒くん！』

目「Aちゃん、お疲れ様！」

『お疲れ様！目黒くん、すっごく良かったよ！！他の出演者にも負けないぐらい完璧に出来てた！練習のときよりも良くなってて感動しちゃった！』

目「ありがとう。これも全てAちゃんが昨日練習に付き合ってくれたおかげだよ！」

『ううん、そんなことない！私はほんの少しお手伝いしただけだもん。それに私がサポートしたからって誰もがここまでできるわけじゃないだろうし、目黒くんがそれだけ頑張ったってことだと思うんだ！』

目「…ありがとう。そんな風に言ってもらえて嬉しいよ」

『今日は急遽だったから少しだったけど、多分この感じなら出番増えるんじゃないかな？私がタッキーなら絶対そうする！(笑)そうなった時はまたお手伝いするから言ってね？』

目「うん！そうなるよう明日からも頑張るよ！」

『目黒くんなら、きっと大丈夫！』ニコッ

この日、Aちゃんが言ったように本当に少しずつ俺の出番は増え、その度に練習に付き合ってくれたりと忙しい中でも俺のことを気にかけてくれる彼女。
仕事の一環だって言ってたけど、そのおかげで俺は千穐楽まで無事に成し遂げることができた