La reine des Neiges…[６] (ページ7)

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Aside.

本当に寝てくれると思わなくて驚いたけど、あたしも翔太くんに背を向けてベッドの端の方で布団に入る

『……』

しばらくしても、やっぱりさっきの夢が頭から離れなくてなかなか寝られない

体勢を変えようと寝返りを打って翔太くんの方へと向くと…

渡「…寝れねーの？」

『え？…ごめん、起こした？』

渡「いや、まだ起きてた」

『そっか……ねぇ、翔太くん』

渡「なに？」

『手、繋いでもいい？』

渡「…いいよ」

そういうと、背中を向けたまま手をこちらに伸ばしてくれる

その手を握るため少しだけ彼との距離を縮める

『ごめんね、翔太くん』

渡「ん……ほら、寝ろ」

『…うん』

そう言われ目を瞑ると、翔太くんの手から温かさを感じ少しだけ気持ちが安らぎウトウトし始めた時…

誰かに包まれる感覚がして、さらにあたしはその温もりに安心して眠りについた