La reine des Neiges…[６] (ページ8)

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目を覚ますと、眠る前に感じたように翔太くんに抱きしめられて寝ていた

『……翔太くん？』

渡「ん……zz」ギュッ

『……ありがとう』ギュッ

少し身じろいだかと思ったら、あたしをさらに抱き寄せる翔太くん
それが嬉しくて、あたしも抱きつくと…

渡「？……ん゛っ、、ん？……え、うわっ！！」

ドンッ
『えっ？』

起きたかと思ったら、目が合った瞬間飛び起きてベッドから落ちる翔太くん

『大丈夫？』

渡「わ、悪りぃ…その、あの、抱きしめてたのは…別にやましい気持ちでとかじゃなくて」

『ふふふ(笑)』

渡「は？何笑ってんだよ！」

『だって、そんなに慌ててるから(笑)』

渡「っんだよ！俺はただ…」

『ありがとう。翔太くんのお陰で久々にぐっすり寝れたよ』

渡「そか…なら、いーけどよ」

『抱きしめてくれてたから安心できたのかも』

渡「…そっか」

『ありがとう』

渡「俺でいーなら、いつでも一緒に寝てやるよ」

『…いいの？』

渡「それでお前が少しでも安心して寝れるならな」

『ありがとう』

こうして少しずつ翔太くんのお陰で寝れる日が増えていき、だんだんとご飯も食べれるようになっていった