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「えっと、みんなで行ったほうが…！」
楽しい、と言いかけて顔をあげた瞬間に
目の前に蓮の顔と、唇に柔らかい感触。
「…えっ、と…れん、」
目「…俺、Aのこと高校のときからずっと好きなんだよ」
「え、高校から…？
だって、蓮はそんなこと…」
目「照れ隠しだった、友達には素直に言えなかったけど
本当は…Aが聞いてるなんておもってなかったし」
「蓮…」
目「俺と付き合ってほしい、2人で花火大会行きたい。」
私はとんでもない思い違いをしてたんだ。
あのときお互い素直になっていたら
今はハッピーだったはずなのに。
「もう遅いよ、蓮…」
目「え、」
「私。もう別に好きな人がいる。…付き合ってる人がいるの。
だから、ごめん。2人で花火は行けない。」
目「そっか…。それは、あの翔太って人？」
「うん…そうだよ」
目「バーベキューのとき初めて会ったときから、
なんとなくこの人と何かあるかなって思って、
正直焦った。」
「なんとなく…気付いてたし、私も、蓮のこと好きだったよ。」
目「俺は遅すぎたかーーーーー
もっと早く勇気出してたら結果は変わってたかな」
「…きっと、私はいつか翔太のこと好きになってたと思う。…ごめんなさい。」
目「うん、分かった。ありがとね
これからも…友達としてだったら…仲良くしてくれる？」
「うん、もちろん」
目「じゃあ…家まで送る」
「ここで大丈夫だよ？」
目「もう日落ちてきたし。さすがにここで帰すのは俺がダメだわ笑」
「じゃあ…お願いします、」
日が落ちそうな夕焼けの中、ふたりで
シェアハウスまでの道を歩く。
目「どんな人なの？」
「え？」
目「その、翔太って人」
「えっと…子どもみたいな人かな、笑」
目「子ども？笑」
「うん笑、すごく感情に素直な人。
楽しい、嬉しい、美味しい、眠い…とか笑
口は悪いし文句は言うし変に潔癖だし、不器用だけど
根は優しくて誰よりもまわりを気にかけたりしてる」
って、しゃへりすぎた…
目「ははっ、めっちゃ好きじゃん笑」
「まだ出会ってちょっとしかたってないし
第一印象あんまりよくなかったんだけどな笑」
目「そっか、幸せになってよ」
「うん、蓮も…幸せ見つけてね」
目「とりあえず俺はまだAと一緒にいれるのが
幸せかなーー笑」
「もう、そういうこと簡単に言わないでよ」
目「じゃあ、また。」
「…ありがとう、蓮」
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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Дﾟ;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (
レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2024年2月12日 22時
