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「そうみたい。
この前、リビングにその資料あるの発見しちゃって…」


菜「私なんかとここにいる場合じゃないって、今すぐ話し合いしな!?」


「翔太に言われてないの。私が知ってることも知らない。
あの人私のこと避けてるから、今。」


菜「…じゃあ、行くしかないじゃん」



そう言って、残りのパフェを急いで食べ進めて、お会計に。

私も急いで頼んでいたアイスティーだけを飲み干して追いかけた。




「菜月っどこ行くの!」


菜「決まってんじゃん、美容師さんのところ!!」




そう言って、わたしの手を掴んで走り出して着いた先は
翔太の美容院。



「待って待って、今日いるか分かんないし、」


菜「あ、いたよ、こんにちは〜〜」




ためらいもなく入っていった菜月。

入り口のカウンターにいたさっくんがすぐ気付いた。



佐「あれっいらっしゃい。今日予約…してないね、
あ、翔太なら今休憩で裏にいるから呼んでこようか?」


「あ、いや…」


菜「あの、今日は何時に閉めますか?」


佐「え?今日?うーん、20時にはいつも閉店してるけど」


菜「Aの彼氏さんも閉店まで必要ですか?」


「ちょっと、」


佐「翔太?うーん、このあと1件予約で指名入ってるから、すぐには帰れないけどそれ終わったら帰れるかな?」


「あ、ありがとうございます、もう大丈夫ですっ」


佐「えっ?本当に大丈夫かなぁ…」




菜月の手を引いて外に出た。



菜「…ごめんね、出過ぎた真似した。
でもこれくらいしないと、あっという間に半年たつよ」


「ありがとう…。今日、ちゃんと話してみるから。」


菜「うん、どっちにしたって後悔するんだから
私やほかの人の意見なんて気にせずにしっかり自分で決めなよ?」




それっぽいことを言った菜月は満足したのか、そのまま帰っていった。


たしかに。
翔太がもしロンドンに行かなかったら、きっと私が後悔する。
翔太もきっと私に言わずに行けなかったことを後悔するかもしれない。

もし行ったら、翔太は夢に向かって技術を磨くだけ。
私は大学で勉強頑張って、いいところに就職して、自分で働いて稼げるようになるだけ。



なんだ、悩まなくても簡単じゃん。

ありがとう菜月。


帰りながら、翔太にメッセージを送った。



A今日は翔太が帰ってくるまで、何時まででも待ってるから。
ちゃんと話したい。




明日も学校だけど、そんなこと言ってられないよね。

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ゆきだるま@omi(プロフ) - 気付かずにすみません、ご指摘ありがとうございます!💦 (3月28日 1時) (レス) id: e0493104b1 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - 正しくは『外し忘れてますよ💦』です。実在してる方のお名前をお借りしている以上、外すのがマナーとなっておりますのでご協力のほどをよろしくお願いいたします🙏 (3月27日 20時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外して忘れてますよ💦 (3月27日 19時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年3月27日 17時

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