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「あ、もう時間だ…
ふっかさん、お会計してください」
深「どうか勘違いしないで！？
めめはAちゃんのことちゃんと大事に思ってるから！！」
「それは…前から分かってます、
私の事大事な友達だと思ってることは…」
宮「それをふまえて、自分の気持ち、どう？」
私は蓮のそういう対象ではない、
ということに
実はそこまでショックを受けていない私がいた。
やっぱり蓮のことはもう諦めついてるんだ、私。
「私多分もう蓮のことは思い出にできてる気がします」
深「700円でーす」
「ふっかさんのおかげ！ありがとうございますっ
ちょうどです！じゃあ行ってきます！！」
宮「…ふっか」
深「…めめはあの日初めて会ったけどめちゃくちゃいい子で…ごめん、あいつの恋を終わらせてしまったかも…」
宮「…いや、あの子はもう"蓮くん"を見てないよ」
深「えぇ？」
宮「なんかさー俺もAちゃんと出会って間もないけど、あの笑顔守りたいっていうか、親の気持ち？
幸せになってほしいなって思ってんだよね」
深「へぇ…たしかにめちゃくちゃ魅力的な子だよね」
宮「あっ！お前は絶対ダメ」
深「何でだよ笑」
宮「俺には分かる。
あの子は、もうハッピーエンドに向かってる」
深「やっぱ翔太かーーーー」
宮「珍しく翔太が気にかけてるから見守ってやって笑」
そんな会話をしてるなんて思いもせず、
まだ自分の気持ちに気付いていない頃の私。
目「お、やっと来たな、もう始まるよ
こっちおいでー」
「あ、うん…ありがと。あれ、菜月は？」
目「この講義とってないらしいよ、
今度のテストの課題やってる」
「はっ！！！！」
目「その反応、テストの存在忘れてたな？
夏休みなくなるよ？笑」
バーベキューに気を取られすぎて忘れてた……
この講義は単位さえとれてれば出席は自由で。
菜月…なぜ言ってくれなかった…！
やばいじゃん、夏休みなくなったら
遊べないじゃん！！！
目「夏休みはダンスサークルで今年も沖縄らしい
…Aも行く？」
「えっ…」
目「あ、ほら、この前言ってたし、どうかなーって」
「でもあんまり交流ないしな…」
目「なつきちもいるし、康二もいるよ？
考えといて」
「うん、分かった…考えとくね」
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2024年1月30日 16時
